🔴免疫力 「体の声」に耳を傾けてみよう!
今年のカレンダーも最後の一枚になりました。公私共に予定が建て込み、気ぜわしい時期です。あなたは無意識のうちに「あー、疲れた」と口走ってしまったことがありませんか。疲れとは、体が発する SOS アラーム「体の声」です。軽視したり、聞き逃したりすると体に不調が現れます。疲れと上手につき合い、コントロールすることができれば病気になりません。それどころか体が本来持っているパワー(免疫力)を存分に発揮することができます。
生活に現れるサイン | 仕事に現れるサイン |
夜眠れない、夜中や早朝に目が覚める イライラが続く 不安や憂うつが続く 朝起きられず、何をするのもおっくう 寝酒など、酒量が増えた 身だしなみまで気が回らなくなっている |
遅刻、早退、欠勤が増えている 仕事の能率が悪くなる。残業が増えた ミスや事故が増えた 思考力・判断力が低下している 決断できない 職場で人と話す気が起きない 逆に妙にテンションが高くなる 休日に何もやる気がしない |
疲れを取り、病気を防ぐカギは、呼吸や心臓を動かす生命活動の神経「自律神経」です。仕事で無理が続いたりすると、自律神経が乱れ、免疫力が低下し、疲労物質を処理することができなくなり、肩こりや腰痛、冷え、アレルギー症状などに繋がります。まずは、自律神経を整えることが重要です。日常生活ですぐに実行できる自律神経を整える方法をまとめてみました。
🔴生活リズムを整える!
~食事は心の疲れを癒し、生活を豊かにします~
家族や友人との団欒のひと時は、“心の栄養”です。ストレスはビタミンB・Cを消耗します。栄養バランスのよい和食はストレス抵抗力を高めます。よく噛むことは、脳を活性化させ、イライラ、緊張を和らげる働きがあります。
~睡眠は心と身体を休ませ、疲労を回復させる特効薬です~
睡眠不足はメンタル不全の原因になります。起床時間を一定にし、生活リズムを整えると、自律神経の働きが良くなります。朝の光は体内時計の働きに重要。お昼休みの15分の昼寝は、疲労回復に効果的、仕事も能率アップ。
~身体が動くと心が動く!~
運動は、ストレスへの適応力を養います。日常生活の中で、積極的に身体を動かしましょう。ウォーキングなどの軽い有酸素運動が効果的。仕事の合間のストレッチは、血行をよくし、筋肉と心のコリをほぐします。
🔴発想の転換をする
エゴレジを発揮して、発想の転換にチャレンジしてみることもおすすめです。ネガティブな口癖を意識してやめてみませんか。
他人と過去は変えられません。自分で変えられることに目を向けましょう。
100点ではなくても60点でOK!無理をしなくてもいいのです。肩の力を抜きましょう。
🔴身近なストレス解消法を持つ!
これまで何度もご紹介してきましたが、自分にあった解消法、気分転換法をいっぱい持っているといいですね。
🔴人とのつながりを大切に
ストレス学説のセリエ博士は、ストレスから現代人を救う方法を問われた時、「それは、東洋の感謝の原理にある」と答えました。それは、東洋人の「ご恩」や「おかげさま」といった感謝の精神のことです。人間関係を大切にするポイントは、挨拶・声かけ、感謝の気持ち、支えあう助け合いの気持ちです。
毎日の生活にこんな一言を増やしましょう。
- ありがとうございます
- よろしくお願いします
- ごめんなさい
- お世話になりました
- いただきます
- ごちそうさまでした
- お先にどうぞ
- お先に失礼します
心から思っていなくても、形だけでも変化は起こるものです。心から感謝して、相手に接しなければいけないと思う人もいますが、心の中は相手には見えませんので、形だけ先に行っても、形を変えたことで、変化は起きてきます。心まで変えたときよりは、変化は小さいかもしれませんが、今まで何かしてもらったときに「すみません」と言っていたのを、『ありがとう』と言うようにするだけでも、相手の反応が変わってきます。ありがとうと言えるようになったら、次は笑顔も同時に出してみると、もっと相手の反応が変わってきます。
そうすることで、いつのまにか自分の口癖や習慣になっていくものです。感謝は人付き合いのストレスを消す効果があります。積極的に「苦痛な人・事・もの」を昇華させ、「大切な人・大切な事・大切なもの」に変える力があるのです。