🔴エゴレジ研の実験  

エゴレジ研では、学生に協力してもらってエゴレジ関連の実験を定期的に行っています。その中に、エゴレジ力とポジティブ感情のアップについての実験があります。

最初(1回め)にその人の持つ「エゴレジ」と「ポジティブ感情」を測定し、その後1週間から2週間の期間を設け課題ワークをやってもらいます。2回めに1回めと同じく「エゴレジ」と「ポジティブ感情」を測定します。毎回70~90名の協力者が参加していますが、人数が少ないため統計的に有意な数字には至らないものの課題ワークを行った後の結果は同傾向が示され、毎回安定しています。どんな課題ワークを行っているのか、ご紹介したいと思います。

課題ワーク

1.一週間の出来事を思い出して,面白かったエピソードのベスト3をあげてみてください。

順位 面白かったエピソード
1
2
3

 

面白エピソードを探そうとする意識「面白探しアンテナ」は、ものを見る視点や捉え方、感じ方を磨いてくれます。面白エピソードにはポジティブな感情が伴います。面白エピソードを見つけたり、話したりすることを習慣化できれば、ポジティブな感情が知らないうちにエゴレジを高めてくれるでしょう。

 

 

 

2.一人の身近な人(友人・同僚・家族など)の「いいところ」を最低4つ挙げてみてください。

順位 その人のいいところ、魅力的なところ
1
2
3
4

エゴレジの高い人は、感受性が高く情報収集力に優れています。身近の誰かに注目してみて、その人のいいところ、魅力的なところ、真似したいところなど見つけてみませんか?

3.あなたが元気になる「お気に入り」の楽曲は何ですか?
ここ一番のテーマ曲ベスト3をあげてください。

順位 お気に入りの楽曲(ここ一番のテーマ曲)
1
3
4

誰にも「お気に入り」の曲はあるものです。凹んだとき、落ち込んだとき、ここ一番の気合を入れるとき、あなたの頭のなかに流れるのはどんな曲でしょうか?

4.普段食べないもの食べてみる。

その時どう感じたか,何を考えたか自分の感想を書いてください。

 

 

 

 

 

5.降りたことのない駅で降りてみる。

その時どう感じたか,何を考えたか自分の感想を書いてください。

ワーク4と5は、好奇心を刺激します。エゴレジの高い人は、行動レパートリーの多さも特徴の一つなのです。迷ったり困ったり、行き詰ったりしたときの行動のレパートリーを増やすためには、「ムダ」と思えるような行動も役に立つものです。時にはムダな時間や行動を楽しんでみてください。そこに何かを発見できる可能性が生まれます。

 

6.次の9つの図形を使って絵を描いてみてください。

なるべく多くの絵を描きましょう。制限時間は10分です。

示されている線や形にとらわれず、自由に発想してみてください。あなたらしさが見えてくるかもしれません。

エゴレジ研の実験に参加して、これらのワークを行った学生たちから得られた結果は、

  • エゴレジ得点では、44~49%の人が
  • ポジティブ感情得点では、52~66%の人が

それぞれ得点を1点以上アップしています。

簡単なワークですから、是非1つでも2つでも参考にしてトライしてみてください。